Kumamoto University Bioethics Research Group
熊本大学生命倫理研究会
Abortion
Dignity
Conflict
Enhancement
Public health
Surrogate mother
Nursing
ips cells
Disaster
生命倫理という大変幅広い分野について、生命系と人社系の研究者が同じテーマで研究討議をおこなう研究会です。
熊本大学人文社会科学系国際共同研究拠点長の髙橋隆雄、および同生命科学系国際先端医学研究拠点長(現、国際先端医学研究機構長)の須田年生の発案により始まりました。
研究テーマと活動内容は以下の通りです。
研究テーマ
〇 先端医療の生命倫理
再生医療: 生殖細胞分化誘導、キメラ胚、幹細胞治療、Stem Cell Turism
遺伝医療: ゲノム情報の管理、胚の遺伝子操作
生殖医療: 代理母、出生前診断、出自を知る権利
〇 伝統的生命倫理
生と死の尊厳:終末期医療、中絶、脳死臓器移植
看護倫理: ケアリング、遺伝看護、精神看護
医療制度: 医療資源の配分、医療紛争、公衆衛生
〇 先端的生命倫理
脳神経倫理:エンハンスメント、エイジング
災害倫理: トリアージ、防災
活動内容
研究会では、議論に不可欠な生命科学や法・ガイドラインに関する知識の共有と、政府審議会等での検討事項の整理を踏まえて、メンバーそれぞれの視点から自由にかつ徹底的に議論します。その際に、人間観、死生観、幸福概念、尊厳概念、医療の本質といった根本的な問題を避けて通らないようにします。議論の結果を提言に結実させ、またシンポジウムの開催、記録の発信等もおこなっていきます。
さらに、熊本大学から国の内外に情報を発信する生命倫理学研究部門というシンクタンクの構築を目指したいと思います。
平成28年度第1回 生命倫理研究会が開催されました。
2017.2.3 国際先端医学研究拠点施設 1階 ミーティングラウンジ
「熊本地震と研究倫理」
講師 門岡 康弘 准教授 (熊本大学大学院生命科学研究部環境社会医学部門)
お知らせ
生命倫理研究会とは
髙橋 隆雄 教授の論文が掲載されています。
“Outline of Theory of Care in Japan and its Short History”
New Perspectives in Japanese Bioethics, Alexandra Perry and C.D. Herrera(eds), Cambridge Scholars Publishing, 2015, chap.9 pp.95-116